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能斎(圓能斎)宗匠自作のお茶杓です。本来下削師が仕上げたものに御書付されるのですが、こちらは宗匠自ら削り『拙作』と箱書された貴重な作品であります。
竹は順樋を用い節には枝打ち跡と美しい染みが、また櫂先の露は尖り、櫂先から節下に掛けて樋が通り、大変見所の多い名杓となっております。*露の尖った櫂先に削られるようになったのは大正2年(1913)以降といわれております。
節下裏側に宗匠による刀傷(自作の証)が二箇所ございます。
銘の「郭公」は初夏の訪れを知らせる鳥で、俳句・和歌の世界で優雅で高貴な象徴とされてきました。また渡り鳥である郭公は、春から夏にかけて遠方からやって来ます。遠方からの来訪者は幸運を運ぶといわれ、郭公も吉兆の使いとして語られてきました。特に初鳴きを聞くと福を得るといわれております。
共筒は『郭公(花押)』、共箱は蓋裏に『拙作 銘郭公 寒雲』と能斎宗匠が御書付しておられます。
割れ、お直しございません。
共筒。共箱。
長さ18.4㎝
▢裏千家13能斎宗室(えんのうさいそうしつ)
明治5年(1872)~大正13年(1924)
茶道裏千家13世家元。12世又妙斎宗室の長男。幼名は駒吉。号~対流軒・寒雲・能斎(圓能斎)・鐵中。15歳で家元を継承。一時東京に出て流儀の発展に尽力。京都に帰ってからのち明治40年に元伯宗旦250回忌大法要茶会を営み、記念事業として『今日庵月報』を創刊、夏期講習会を創始。三友式・濃茶各服点を創案し、流し点、真・草の点前を復興。
【参考文献】
落款花押大辞典 淡交社
茶人の花押 河原書店
茶道具の箱と箱書 小田榮一著 淡交社
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| カテゴリー | ホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 |
|---|---|
| 商品の状態 | 目立った傷や汚れなし,細かな使用感・傷・汚れはあるが、目立たない |




















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